Life Management

お客様の声・事例

「信用金庫に押し切られそうでしたけど、 松本さんのおかげで解決できました。 (税務署から還付金が返って来てうれしかった!)」
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東京都 港区にお住まいの川上聡子様(77歳)

マンション建設費の借り換えを松本に依頼

今回、川上様は、ライフマネジメントにどんな業務を依頼したのですか。

3年前に住居兼マンション(8階)を建てたとき、地元の信用金庫から借り入れをしました。
松本さんには、その借入金の借り換え(銀行の変更)を手伝っていただきました。新しい銀行との面倒な交渉も、すべて代行していただき、私は何もしなくて良かったので、本当に助かりました。

借り換えをした理由を教えてください。

借り換えをした理由は、「毎月、手元に残るお金」を増やしたかったからです。
マンションの入居率も家賃収入もまずは良好でした。でも、何せ8階建てだから借入額(建設費)が大きくて。家賃収入から月々の返済を差し引くと、手元にはいくらも残りません。そこに来て、膨大な額の税金でしょう。ギリギリになってしまいました。
このままではやっていけないので、税理士に相談してみました。
すると税理士さんからは、「信用金庫(以下A信金)に、借入金の支払期限の延長(リスケジュール)を頼んでみましょう」とアドバイスがありました。また「マンションの所有権を川上さん個人から、川上さんの会社に移転すれば、税金が安くなります」とも教えてくださいました。
さっそく信用金庫に出向いて、その旨、相談しました。でも、ぜんぜん取り合ってくれませんでした。

手残りはわずかで、税金負担も重かった…

地元信金の冷たい対応

「取り合ってもらえなかった」と言いますと。

「リスケなんてやったことない。社長の会社に、社長個人のマンションを売るなんて話も聞いたことがない。そんなことは法律違反だ」と言われました。
その後、支店長が出てきて「金利を少し下げますから」と言ってきましたけど、それもバカにされてるみたいで、わたし何だかもう腹が立って。

松本さんに質問です。社長の個人所有のマンションを、社長の会社に売ることは(所有権を移転すると)、法律違反なのですか。

(松本):法律違反ではありません。合法です。

では信金の担当者が「法律違反だ」と言ったのはウソだたったわけですか。

まあ、そういうことになるでしょうか。

合法のことを法律違反だという。信用金庫ともあろうものが、なぜ、そんな見え透いたウソをつくのでしょうか。

正確に言うと、その担当者は、不動産の法律の知識が少なかったのだと思います。簡単に言えば、勉強不足。
つまり「知っていてウソをついた」のではなく、「知らない、分からない。でも、それを言うのはプライドが許さない。『法律違反です』とでも言って誤魔化しておこう」と考えたのだと思います。
あるいは、本当に法律違反だと思っていたのかもしれません。

信金は、なぜ冷たい態度だったのか

信用金庫が不動産の知識が少ない理由

マンション建設に多額の融資もしているような、立派な金融機関の社員が、基本的な法律のことも知らないなんて、そんなことがあるのでしょうか。

(松本):いえ、決して珍しい話ではありません。金融機関の社員は、自分の業務範囲のことはもちろん良く知っています。しかし、不動産など周辺の法律について知らないのは普通にあることです。
特に信用金庫の場合、主な業務は、「地元の中小企業への事業資金の貸し付け」ですから、担当者が不動産についてよく知らないことは十分にありえます。

しかし、川上様は、8階建てマンションの建設資金を借り入れたわけです。それって相当、大きな金額ですよね。

(松本):そうですね。その信用金庫にとっては、相当に大口の貸し付け先だったはずです。

つまり川上様は、その信金にとって「お得意様」ですよね。

そうですね。

そのお得意様に、「法律違反です」と言い放つような横柄な態度を取って、信金の担当者は怖くなかったのでしょうか。川上さんが、他の銀行に乗り換えるとは思わなかったのでしょうか(今回、実際に乗り換えてしまったわけですが)

あくまで私の推測ですが、その担当者は恐れていなかったと思います。
彼の中では、「自分たちのルールでは、このようなこと(リスケ)は認めていない。ということは、他の金融機関でも認めないはずだ。したがって借り換えなどありえない」と思っていたと思います。
でももちろん実際には、その信金のルールと他の銀行のルールは違うわけですが。

その信金が、大口融資先(得意先)に冷たい態度をとってきた理由

機関の担当者は、意外に「タコツボ」状態

自分たちのルールと他の銀行のルールは違う。そんな基本的なことになぜ気がつかなかったのでしょうか。

(松本):日々の業務にどっぷり漬かっていると、基本的なことに気がつかなくなるのです。金融機関の従業員はみなさんが思うより、ずっと「タコツボ」状態です。

最初の段階で、支店長が出てきて「金利を少し下げますから」と言ってきたのはなぜですか。

「金利を下げると言えば、おさまってくれるだろう」といった程度の考えだと思います。でも、そういう対応って、川上さんがおっしゃるとおり、何となくいやですよね。

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川上様が、ライフマネジメント松本を知った経緯を教えてください。

松本さんのことは、税理士さんからの紹介で知りました。「財産防衛に詳しい人がいるから」ということでした。

松本の第一印象を教えてください。

最初に会ったときは「若いな~」という印象を持ちました。それは、良い印象です。
すみません、わたし、年配の方は苦手なんです。

松本の第一印象

年配のコンサルタントが苦手な理由

なぜ苦手なのですか。

年配の方の場合、自分の考えや方針が凝り固まっていて、柔軟性がないことがよくあるんです。「私の言うとおりにしておけば、間違いはないから」というかんじで(もちろん、全員がそうではありませんが)
そういう方と話していると、依頼しているこっちが疲れちゃいます。
その点では、若い人の方が、スレたところがなくて、話しやすいです。私は若い人の方がよいです。

再び、松本さんに質問です。借り換えの作業は、どのように進めたのですか。

(松本):大きくは、「現状把握 → 方針提案 → 借り換え先の銀行の選定 → 新たな銀行との交渉 → 借り換え」という順番で進めました。
まず「現状把握」ですが、川上さんに、通帳や証書、契約書を見せていただき、借入れ、資産、お金の流れの全体状況を把握しました。
次の「方針提案」については、把握した状況を元に「今後、どういう方針で動いていくか」を考え、川上様に提案し、承認を得るという作業です。

借り換え作業の手順、内容

単なる借り換えでは、銀行に相手にされない

今回は、どんな方針を立てたのですか。

(松本):基本方針は、「別の銀行に借り換え」、「債務は一本化して、少し増やす」、「返済期間は長く、金利は低く」という方針を立てました。
ただし、今回のような借り換えに応じる銀行は多くはありません(応じない銀行の方が多いです)。
自分の知識の中で、借り換えに応じる可能性が高い銀行を4行リストアップし、そこに交渉することにしました。
とはいえ、ただ単に借り換えたいと頼んでも、銀行には相手にされません。

銀行が応じやすいよう「形を作る」ことが重要

(松本):銀行の目から見れば、借り換え(リスケ)を頼んでくる人は、最初の段階では若干、怪しく見えるからです。
その疑いを払拭するためには、相手の銀行が受け入れやすい形(銀行内で決済が下りやすい形)を整える必要があります。今回は、建設費のローンの他に、すでにあった他の中小債務をまとめて一本化しました。それに加え、建物の修繕のためのリフォームローンを新規に起こしました。
つまり全体の債務を少し大きくした上で、長期返済、低金利を依頼したのです。
また、新たな銀行からは、地盤の地質調査や相続の確認など様々な書類の提出を求められましたが、それらの要求にも、確実に対応しました。 最終的には、自分の中で「ここが本命」と思っていた銀行で、借り換えを成功させることができました。

後見人の問題にどう対処したか

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一連の作業は、松本が代行(川上様は何もしなくてよい)

松本さんが銀行に交渉するにあたり、川上さんは何か動く必要はありましたか。

(松本):いえ、川上様には、特に行動はしていただいていません。銀行への提案や交渉についても、私が動いて話をまとめました。

(川上様):ぜんぶ松本さんにおまかせ。私は何もしなくて良いのでラクでした。

再び、松本さんに質問です。借り換えをするとなると、信用金庫に「他の銀行に借り換えますから」と言いにいかなければいけません。この作業は、誰がやったのですか。

(松本):そこは川上さんにお願いしました。「借り換え宣言」の部分は、コンサルタントの私ではなく、借り主である川上様ご本人が伝えるのがスジですから。

(川上様):新しい銀行が借り換えに応じてくれることが確認できたので、それを受けて、私が信用金庫に出向いて、「他の銀行に借り換えます」と伝えました。
そしたら、その後が大騒ぎになって大変でしたけど。

信用金庫に「借り換え」を通知したら…

手のひらを返したような対応に

どんな騒ぎになったのですか。

信用金庫の人が毎日のようにやってくるんです。もう借り換えることに決めたんだから来ないでほしいと言っても、それでもあきらめない。しまいには支店長もやってきて、「金利は下げる。年数も伸ばす。マンションの法人への所有権移転もやってください。ぜんぶそちらの言うとおりにするから、だから借り換えだけはどうかしないでほしい」と懇願するんです。
最初の時とは大違いの態度。いわゆる「手のひらを返したように」というかんじです。

川上様はどんな印象を持ちましたか。

そりゃ、少しは気の毒にも思いましたよ。でも、だったら、どうして最初に頼んだときに誠実に対応してくれなかったのかと。何を今さら、です。
何回、断ってもあきらめてくれません。しかたがないので、松本さんに同席してもらうことにしました。

(松本):私が同席したことで、相手にも川上さんの意志が固いと分かったのか。それ以後、信金が食い下がってくることはなくなりました。

何を今さら…

信金が態度を変えてきた理由

その信金は、なぜ態度を変えてきたのでしょうか。

(松本):それは、まあ、大口融資がいっぺんに消えてしまうわけですから、その支店は本部から相当に責められたと思います。だから、なりふりかまわず懇願してきたのだと思います。
しかし、だとすれば最初に川上さんがリスケを依頼したときに、もっと柔軟に対応しておけば良かったのです。今さら態度を変えても遅いという点については、私も川上さんと同じ意見です。

借り換えを終えてのご感想をお聞かせください。

(川上様):月々の返済額は少なくなったので、手残りのお金はずいぶん多くなり、生活に余裕ができました。これで子供達にもキレイな形で、相続してあげられます。

そうそう、この間、税務署から税金の還付金が返ってきたんですよ!
還付金って、受け取ってみると、やっぱり嬉しいですね!
松本さん、今回は、いろいろとお手伝いいただき有り難うございました。松本さんは、これからも、もし私と同じように融資の返済に追われている家主さんがいたら、どうか力になってあげてください。がんばってくださいね!

税務署から還付金が!

<文中の人物名は仮名。設定も一部変更しています>
※ 取材日時 2014年5月  ※ 取材制作:カスタマワイズ

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