おすすめメニューは、刺し身の盛り合わせ、カニクリームコロッケ、レアジフライ、銀鱈の麦味噌漬け。
「ゆっくりくつろいで頂けるよう、料理は大皿ではなく小分けにして出しています」と保手濱さん。なかでも、特に人気の「レアジフライ」は、その名のとおりレアがウリ。
「前日もしくは当日に入荷したアジをお刺身用にすることで、レアで召し上がって頂けるようにしています」。魚は毎朝店主自ら豊洲へ出向き、野菜は茨城から直送される有機野菜を使用。経営の要となる仕入れ先との付き合いを、何よりも大切にしているという。
「ご年配のお客様もたくさんご来店頂くのですが、有難いことにとても感謝いただき、それが嬉しいです。地域に根付いた店作りを地道にやっていきたい」。そう話す保手濱さんの穏やかな眼差しに愛される理由がキラリ。
お客様とともに積み重ねた12年目の秋。暖簾をくぐれば今日もまた、みな思い思いの酒を手に取り、美味しい酒肴に舌鼓を打っていることだろう。