『地主の参謀』『地主の決断』『地主の真実』に続く、「地主の参謀」シリーズ第4弾。
本書では地主3人への取材を通して、地主を取り巻く実情を考察するともに、士業・不動産会社の一流のプロフェッショナルを招いて対談を行い、地主に内在する課題、彼らと共に歩む士業や不動産会社、金融機関などのパートナーに内在する課題を掘り下げた。
著者である 地主の参謀:松本隆宏 は、さまざまな地主のコンサルタントを行った経験から、「誰と共に歩むのかで、未来は変わる」と語る。地主が先祖代々引き継いできた資産を豊かな形で次世代に引き継ぐための有用なヒントを得られる1冊である。
抜粋
経営とは、「経」と「営」から成っている。すなわち「経理」と「営業」だ。多くの地主は「経」だけを見ているが、実は大切なのは「営」であり、まずは、「営」によってお金を生み出すこと。そのうえで、「経」を考えることが大切なのではないだろうか。
資産防衛・相続対策に関する本は数多く出版されているが、地主に特化した資産価値・相続対策をテーマとした専門書はほとんどない。また、地主への取材を通して彼らの抱くリアルな課題を明らかにしたという点も、本書の大きな強みである。
もくじ
序章 なぜ、地主に「経営」が必要なのか?
第1章 星野家 ―― 信頼できるパートナーの存在が最大の利益を生み、リスクを最小化する
第2章 大川家 ―― 付き合うパーナーを替えて見えてきた プロの真価と実力の差
第3章 中島家 ―― 見よう見まねの賃貸経営から学んだ事業の組み立て方と信頼するパートナーの必要性
第4章 特別対談誰と共に歩むかで、未来は変わる
終章 幸せな未来へ向かって歩むために