皆さん、いつもありがとうございます。羽田野“腸腰筋”龍丈です。前回は、腸腰筋(ちょうようきん)とは何か?というお話をさせていただきました。
今回は、腸腰筋をどのようにして鍛えるか?というお話をさせていただきます。
通常、筋肉を鍛えるというと、何か重たいものを持って「縮める」ことを想像すると思います。しかし、腸腰筋のようなインナーマッスルと呼ばれる筋肉は、なんと「伸ばす」ことによって鍛えられるんです!!
腸腰筋は、膝を上にあげたり、体を前に倒したりする筋肉なので、上のイラストのようにして股関節を後ろに反らせるようなストレッチを続けることにより、徐々に鍛えられていきます。
ポイントは骨盤を前に倒さないようにして、股関節だけを後ろに反らせるというものです。
ただこの動き、腹筋が弱っていたり、硬くなっていたり、股関節の柔軟性が落ちていると、この体勢をとること自体が難しいので、お年寄りや体の硬い人などはかなり難しいですよね??そこで羽田野棒の登場です。
この棒を直接腸腰筋に押し当てることによって、腸腰筋が押し伸ばされて、ダイレクトにストレッチがかかるわけです。
これが羽田野式コンプレッションストレッチングです。このようにしてまず腸腰筋を使える状態にしてから、股関節を伸ばすようなストレッチをやっていただくのがベストです。
では、この腸腰筋を効果的に維持させる方法は?と言うと、1番簡単なのは「背もたれにもたれない」と言うことです。
腸腰筋は骨盤と背骨を前に引く作用があるので、腸腰筋が強い人は姿勢が良いわけです。
そして腸腰筋は、1度鍛えると1年に1%ずつしか落ちないという文献もあるくらい、なかなか衰えない筋肉と言われています。
しかし、背もたれにもたれ続けるような生活を送ったり、バランスの偏った食事やダイエットのために栄養素を取らないと一気に落ちてしまうというケースも報告されています。
皆さんもしっかり栄養をとり、腸腰筋をストレッチして、背もたれにもたれない生活をすることで健康な体を維持しましょう。
では、次回は「もっと早く確実に腸腰筋を鍛える方法」についてお話しします。
【筆者プロフィール】
羽田野 龍丈
NPO法人 日本電気治療協会 理事長
はしもと接骨院 総院長
1976年神奈川県生まれ 日大三高出身
羽田野式ハイボルト治療創始者。羽田野式インナーマッスル理論考案者。
平成20年神奈川県相模原市橋本に、はしもと接骨院を開業。
平成24 年3月 NPO 法人日本電気治療協会を設立。
全国の接骨院に治療技術「羽田野式」を指導する。セミナー受講生は1000人を超え、全国に300を超える認定院を持つ。著書に『体の不調の90%は「腸腰筋」だった』がある。
【会社情報】
はしもと接骨院
住所 : 〒252-0143 神奈川県相模原市緑区橋本2-10-24
Tel : 042-705-9622
HP:http://hashimotosekkotuin.com